風水害に備えて――愛知県訪問看護ステーション協議会の災害訓練に参加しました!

こんにちは、訪問看護ステーションひなたです。

今回は、愛知県訪問看護ステーション協議会が主催した「風水害を想定した災害訓練」に、当ステーションの職員全員で参加した様子をご紹介します。

この訓練は、「愛知県全域に大雨特別警報(警戒レベル5)が発令された」という状況を想定して行われました。発令は午前10時。それぞれの職員が、実際の災害を想定しながら臨機応変に対応する内容となっていました。

事務所にいた職員は、建物内の安全確認とともに、全職員へ速やかに情報を発信。発令内容を共有し、注意を促しました。外出中の職員たちは、訪問先の利用者様の安否や周辺の状況を報告し、安全確認に努めました。さらに、休日中や出勤前の職員からも、自主的に状況報告の連絡が入り、非常時のチームワークの大切さを実感する機会となりました。

「今から事務所に駆けつけられます!」という頼もしい声も届きましたが、もちろん最優先は“自分自身の安全”。こうした連携の中でも、一人ひとりが冷静に判断し、安全を守る行動を取れていたことが印象的でした。

各職員からの情報を集約した後、ステーションとして地域の代表者へ報告。その後、愛知県訪問看護ステーション協議会を通じて、広域的な状況共有が行われました。

今回、当ステーションの鈴木は協議会の運営側として参加。市内の状況を取りまとめ、協議会へ報告を行うとともに、県とのやり取りも担当しました。実際の災害時さながらの緊張感の中で、情報収集と共有の難しさ、そして大切さを体感した訓練となりました。

翌日には、豊田市・みよし市の二次医療圏における参加状況を確認。およそ20の訪問看護ステーションが今回の訓練に参加していたことがわかり、地域全体としての防災意識の高まりを感じました。

災害は、いつどこで起こるか分かりません。だからこそ、こうした訓練を“実際の行動につなげる準備”として積み重ねていくことが、私たち訪問看護に求められている大切な役割です。

これからも、利用者様とご家族が安心して暮らせるよう、そして万が一の災害時にも必要な支援が途切れないように、地域と連携しながら備えてまいります。