特定行為研修を修了しました!

こんにちは、訪問看護ステーションひなた鈴木です。

今回は昨年11月から約1年間取り組んできた「愛知県看護協会で実施されている特定行為研修(在宅パッケージ)」の修了について、ご報告させていただきます。

この「特定行為研修」とは、これまで医師しか行えなかった医行為を、看護師が安全かつ適切に実施できるようにするための、国が定めた研修制度です。修了後は、医師が作成した「手順書」に基づき、看護師が自らの判断で特定の医行為を実施できるようになります。

この研修を修了するには、e-learning や多職種(医師・薬剤師など)による講義を受け、さらに医師の指導のもとでの実習も必要です。
鈴木は約300時間の講義をこなし、医師のもとでの20症例の実習指導を経て、このたび正式に「特定行為研修修了者(特定行為に係る看護師)」となりました。

今回以下の4つの特定行為を、医師の手順書に基づいて在宅で実施できるようになりました。

  • 胃ろうカテーテルや腸ろうカテーテル、胃ろうボタンの交換
  • 気管カニューレの交換
  • 褥瘡(じょくそう)や慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去
  • 脱水症状に対する輸液による補正

これらの処置は、在宅療養されている方にとって、時に命や生活の質に関わる重要なケアです。たとえば胃ろうの交換や点滴などは、症状の進行を防いだり、入院を避けたりするためにも大切な処置です。

もちろん、手順書があるからといって、看護師が一人で判断してどんどん行うというわけではありません。ご利用者さまの病状をアセスメントした上で、ご利用者さまやご家族さまのご理解をしっかり得ながら、医師をはじめとする医療チームと連携し、安全で安心できる看護を提供することが第一です。

私たち訪問看護ステーションひなたでは、こうしたスキルを活かし、より専門的な知識と技術をもって、住み慣れたご自宅で安心して過ごしていただけるようサポートしてまいります。

これからも、医療の進歩や制度の変化にしっかり対応しながら、一人ひとりに寄り添ったケアを大切にしていきます。どんな些細なことでも、ご不安やご相談があれば、どうぞお気軽にお声がけください。