生活クラブ「cafeみとり」で訪問看護のお話をさせていただきました

こんにちは、訪問看護ステーションひなたです。

先日、エッコロクラブ「cafeみとり」メンバーの皆さんのご企画により、生活クラブの会員さま及び会員外の方を対象とした学習会にて、訪問看護についてのお話をさせていただきました。

当日は、30代から60代までの幅広い世代の方々、約20名がご参加くださいました。皆さまとても温かく、真剣に耳を傾けてくださる姿勢に、私たちも身が引き締まる思いでお話しさせていただきました。

内容としては、「訪問看護ではどんなことをしてもらえるの?」「どんなことをお願いできるの?」といった、訪問看護の基本的な内容から、在宅での看取りに至るまでをテーマにお話を展開しました。

また、実際に在宅での看取りを経験した4名の看護師から、それぞれのエピソードを交えた報告も行いました。現場で感じたことや、ご本人・ご家族の想いに寄り添う中で見えてきた課題や工夫、そして何より「その人らしい最期」を支えるという訪問看護の使命について、心を込めてお伝えさせていただきました。

参加された皆さまから以下の感想をいただきました。

  • 年齢に関係なく、誰にでも訪れる“最期のとき”。自分らしく……って、何度も思い描くけど、まだ漠然としてて、ふわふわしてる。最期まで自宅でと思ってるけど、それが叶わなくなったとしても、訪問看護師さんの存在はとても心強い!家族だけでは不安に思うことも多々ありそう。そこに寄り添ってくださる存在!
  • 年齢的に親の死が先にあると思うと、普段から親とコミュニケーションをとっていかなくてはならないなと思いました。頻繁に会えない距離なので、意識したいです。自分の死も、もしかしたら早めにくるかもしれないし、自分がどうしたいか、どう感じ、どう思うか、選択・決断できるように意識して過ごしたいです。
  • 在宅で看病すると、病気の人も家族も、日々の生活の中で病や死を少しずつ受け入れやすいのかも、と思いました。いろいろなことが人それぞれ。桜梅桃李、素敵な言葉と大切な考え方をありがとうございます ♥訪問看護を実際に行っている人の話が聞けてよかったです。
  • 業務内容から話は始まり、いくつかの事例を通して在宅看取りという選択肢もあること、参加者の皆さんへ伝わったのではと感じました。cafeみとり仲間と、こんな素晴らしい機会を頂けたことが、奇跡的な貴重なひとときでした。そしてこの活動を続けてきて、さらに着目する点は、「自分らしくあれるために自分を愛すること」。自分自身への探究が、これからの人生を豊かにすることに繋がるかもしれないと感じました。

医療や介護の話は、普段は少し距離を感じてしまうテーマかもしれませんが、こうして地域の中で気軽に学び合える場があることはとても大切だと感じました。

私たち訪問看護ステーションひなたは、これからも地域の皆さまとともに、「自分らしい暮らし」「自分らしい最期」を支える看護を実践してまいります。

このような貴重な機会をいただき、エッコロクラブ「cafeみとり」の皆さま、そしてご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。