訪問看護師へのハラスメントをなくすために〜皆さまと一緒に安心できる環境を目指して〜
こんにちは、訪問看護ステーションひなたです。
今回は、私たち訪問看護に関わる全ての人にとって、とても大切なお話をさせていただきたいと思います。
最近、在宅医療や介護の現場で、訪問看護師が一部の方から心ない言葉や態度、さらには身体的な攻撃を受けるという、悲しい出来事が増えています。先日、大阪で起きた痛ましい事件もありましたが、これは決して他人事ではありません。
実際に、訪問看護師を対象に行われた調査によると、半数以上が精神的な暴力、約半数がセクハラ、さらに4割以上が身体的な暴力を経験しているという結果が出ています。信じたくないような数字ですが、これが現実なのです。

私たち「訪問看護ステーションひなた」は、こうしたハラスメントとは無縁の、安心・安全な環境で、皆さまに最高の在宅医療・介護サービスをお届けしたいと心から願っています。そのためには、利用者様やご家族の皆様一人ひとりのご理解とご協力が欠かせません。
もちろん、病気のこと、介護のこと、経済的な不安など、さまざまな心配ごとを抱えていらっしゃることは、私たちも十分に理解しています。訪問看護に大きな期待を寄せてくださるのも、本当にありがたいことです。でも、どんな理由があっても、訪問看護師へのハラスメントは絶対にあってはならないことです。
もし、ハラスメントが起こってしまうと、私たち職員が安心して働けなくなり、その結果として、皆さまにお届けするサービスの質が低下したり、継続が難しくなったりしてしまいます。より良いサービスをこれからも皆さまにお届けするために、どうかこの問題についてご理解いただきたいと思います。
そこで「訪問看護ステーションひなた」では、ハラスメントを絶対に許さないという明確な方針を定め、全職員に周知徹底していきます。また、もし何か困ったことや嫌な思いをしたときには、遠慮なく相談できる体制も整えてまいります。
私たち自身も、不当な要求やハラスメントには毅然とした態度で対応し、職員一人ひとりが安心して働ける環境づくりを進めていきます。

この問題を地域全体で考えていくために、豊田加茂ウェルビーイングネットワークさんが、とてもわかりやすいチラシを作成してくださいました。私たちも、そのチラシを活用しながら、地域の皆さまと一緒に、ハラスメントのない、より良い在宅医療・介護の環境を築いていきたいと考えています。
訪問看護のサービスについてご不明な点やご要望がありましたら、いつでもお気軽に「訪問看護ステーションひなた」までご連絡ください。皆さまが安心してサービスをご利用いただけるよう、精一杯努めてまいります。
また、地域包括支援センターや行政といった関係機関とも連携を強め、社会全体で訪問看護師を守る意識を高めていくことも大切です。
誰もが安心して、そして自分の力を十分に発揮できる訪問看護の未来のために——今こそ、みんなで一緒に考え、行動していきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。
