三角巾の工夫で歩行時のバランスを改善
こんにちは!訪問看護ステーションひなたです。
今回は、右肩を痛めて右腕に力が入らなくなり、やむを得ず左手を使って生活をされている利用者さまのお話をご紹介します。この方は右利きですが、左腕も肩まで上げることが難しく、日常生活にいろいろな困難を抱えていらっしゃいました。
特に歩行時、右腕がうまく支えられず、ぶらぶら動いてしまうため、バランスを崩しやすいという問題がありました。そこで、三角巾を工夫して、少しでも安定した歩行ができるようサポート方法を考えることにしました。
もともとの三角巾では、右肘までしっかり包むことができず、つけていても十分なサポートになりませんでした。そこで、三角巾に紐をつける工夫をし、右肘までしっかり固定できるように改良しました。実際に利用者さまに試していただきながら、職員と一緒にアイデアを出し合い、形を調整していきました。
最初の試作品を使っていただいた際、利用者さまからは「あがるあがる!」と嬉しそうな声が聞かれました。肘がぶらつかないことで、歩行時の安定感が増し、日常の動きが楽になったと感じていただけたようです。
こうした小さな工夫でも、日々の生活が少しでも楽になるお手伝いができることを、とても嬉しく思います。今後も必要に応じて修正を加えながら、さらに快適な形を目指していきます。
訪問看護では、利用者さま一人ひとりの状況に合わせたケアがとても大切です。「これが不便だな」「ここを改善できないかな」ということがあれば、どんな小さなことでもぜひ教えてください。一緒に考え、少しでも過ごしやすい毎日をサポートしていきます。
これからも利用者さまの「できること」を増やせるよう、スタッフ一同しっかりサポートしていきます!何かお困りのことがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。
