エコーを用いた排泄ケア研修を修了しました

こんにちは、訪問看護ステーションひなたです。

このたび、豊田市の助成を受けて 一般社団法人次世代看護教育研究所主催の「エコーを用いた排泄ケアコース」 を受講し、無事に修了することができました!

排泄ケアは、利用者さまの生活の質に大きく関わる大切なケアです。しかし、羞恥心や侵襲を伴うこともあり、ケアを提供する側としても慎重な判断が求められます。これまで、触診など外部からのアプローチで状態を把握していましたが、エコーを活用することで、より的確に膀胱の状態を画像として確認し、適切なケアを選択できるようになります。

研修では、Eラーニングを活用した学習、対面での技術講習、自己学習後のOSCE(客観的臨床能力試験) で技術の確認を行いながら、実践的にエコー技術を学びました。そのおかげで、現場での対応力をさらに高めることができたと実感しています。

エコーを活用した実際のケア

先日、「尿が出ない」とのご連絡を受け、緊急訪問する場面がありました。そこで、さっそくエコーを活用し、膀胱の画像を取得。尿の貯留量や膀胱、周辺臓器の状態を視覚的に把握 することで、利用者さまの苦痛の程度や緊急性を的確に判断できました。

さらに、ご家族にもエコー画像を一緒に見ていただき、尿が貯留しているものの、ご自身で排尿ができない状況であることを説明。医師と連携しながら導尿を実施し、想定される排尿量の確認も行いました。 こうした客観的な情報があることで、医師への報告もスムーズに進み、ご家族の理解も深まることを実感しました。

これからも技術研鑽を続けます

今回の研修を受けたことで、利用者さまの状態をより正確に把握し、最適なケアを選択できる力 が身についたと感じています。特に排泄に関するお悩みは、利用者さまご本人にとってもご家族にとっても大きな負担となることが多いため、こうした技術を活かして、より負担の少ない、適切なケアを提供していきたいと思います。

訪問看護では、医療技術の進化に合わせて、私たちも学び続けることがとても大切 です。今後も、利用者さまが安心して生活できるよう、技術の研鑽を積み重ね、より良いケアの提供を目指してまいります!

何か気になることがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。