在宅看取り研修会を開催しました
こんにちは、訪問看護ステーションひなたです。
2月23日、「看取り研修会」を開催しました。今回は、当ステーションで看取りをさせていただいた利用者さまのご家族の提案をきっかけに、私たちも企画に関わらせていただきました。研修会には、約210名の方々が参加してくださいました。
この企画のきっかけとなったのは、私たちが訪問看護の際にお伝えした「老化現象を柿に例えるお話」でした。これは、医師の長尾先生がよく話されるもので、終末期の状態や食事摂取量の変化をわかりやすく説明するために引用させていただきました。その後、ご家族が長尾先生の著作や講演に興味を持たれ、今回の研修会開催へとつながりました。
研修会では、長尾先生から「平穏死」「自然死」についてのお話がありました。特に、「在宅で最期を迎えたい」と願う方が8割もいるにもかかわらず、実際に在宅看取りができているのは全体の15%程度にとどまっているという現状について、詳しく説明がありました。
また、「おひとり様」でも在宅看取りが可能であること、そのために医療・介護の専門職がどのように関わるべきかといった具体的なお話もありました。参加者の中にはケアマネジャーの方々も多くおられ、「今後、在宅看取りにもっと関われるようになりたい」「少しでも多くの方が自宅で最期を迎えられるようサポートしていきたい」と熱い思いを語ってくださいました。
私たち訪問看護ステーションひなたも、これからの在宅看取りの支援において、より多くの方が安心して最期を迎えられる環境を整えるお手伝いをしていきたいと思います。今後も、地域の皆さまとともに、最期まで自分らしく生きるための選択肢を広げる活動を続けてまいります。
研修にご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

