廃用症候群からの回復:ご夫婦の絆と共に

こんにちは、訪問看護ステーション ひなたです!

今回は、長期入院により廃用症候群が進行したものの、ご夫婦の絆により、半年後には元の生活に近い状態で過ごせるようになった方の事例を紹介します。

利用者様は約半年前に自宅退院され、私たちの訪問看護が開始されました。

長期の入院の影響で筋肉量が減少し、動く際には治療部位に痛みを感じていました。
一時期はベッド上での生活を余儀なくされ、さらには嚥下機能の低下も見られました。
これにより、食事形態の変更が必要になるかもしれず、奥様にとって介護の負担が増す可能性があり、今後ご夫婦の生活も難しくなるかもしれないとの不安もよぎりました。

私たちは、状況が悪化すると自宅での生活が困難になる可能性があることを説明しました。
当初は渋々ながらも看護師とリハビリに取り組んでいましたが、奥様の手料理を食べられなくなることは辛いとの思いから、ご夫婦でリハビリに取り組むことを決意されました。

その結果、現在では奥様が管理する畑でお芋を掘るほど元気を取り戻しました。
看護師が訪れると、「看護師さんが来るから」と言ってお芋を掘ってくださいます。
また、嚥下機能も少しずつ改善し、奥様の美味しい食事を楽しむために、引き続きリハビリに励んでいます。

今回の経験を通して、ご夫婦の強い絆と協力がいかに重要かを感じることができました。

これからも利用者様が自宅で快適な生活を送れるよう、サポートを続けていきたいと思います。

※写真掲載は許可をいただいております